血圧を下げる効果的な方法

血圧測定と聴診法

 

高血圧の患者さんなどに対して、臨床現場で主に行われている血圧測定の方法は聴診法です。

 

聴診法の方法はまず、心臓の高さに左手を置き、先に触診で肘窩上腕動脈の位置を確認しておきます。

 

上腕動脈に聴診器をあてて、マンシェットという圧迫帯に空気を送り込んで内圧を高くし、動脈内の血流を遮断して測定します。

 

事前に触診法で最高血圧値を予測しておけば、マンシェットを必要以上に加圧して苦痛を与えることを防ぐことができます。

 

水銀柱の目盛りが180ぐらいのところから、比較的速い速度で空気を抜いて圧を下げていき、130ぐらいのところから1秒に1目盛りを目処に、ゆっくり下げていきます。

 

聴診法で聞こえる血管音をコロトコフ音といいます。

 

マンシェットの圧を下げていき、最初の音が聞こえる点をスワン第1点といい、この点が収縮期血圧、つまり最高血圧になります。

 

コロトコフ音は次第に大きくなって、それから再び小さくなっていきます。

 

音が聞こえなくなる点をスワン第5点といい、ここが拡張期血圧、つまり最小血圧となります。

 

突然音が小さくなるスワン第4点を、拡張期血圧とする場合もあります。

 

最高血圧が140、最低血圧90以上になると、治療が必要な高血圧となります。

 

血圧を測定する際に、セーターなどで腕を圧迫すると、実際よりも低い値が出るため注意が必要です。

 

また、マンシェットがゆるすぎると血圧は高く出て、逆に強く巻きすぎると血圧は低く出ますので、マンシェットの巻き方にも配慮が必要です。